期休校明けで自殺
予防を」萩生田文科相

新型コロナウイルスに伴う休校から学校が再開される中、自殺とみられる事案が相次いでいることを受けて、萩生田文部科学大臣は子どもたちの心身の状況や変化に注意するよう、教育委員会などに働きかけていく考えを示しました。

東京 八王子市で、男子高校生が拳銃のようなものを発砲して死亡したほか、千葉市でも男子中学生が電車にはねられ死亡するなど自殺とみられる事案が相次いでいます。

萩生田文部科学大臣は記者会見で「18歳以下の自殺は、学校の長期休業明けにかけて増加する傾向がある。新型コロナウイルス感染症に伴う休校は、通常の長期休業と異なり、教育活動の再開時期が不確定であることなどから、児童・生徒の心が不安定になることが見込まれている」と述べました。

そのうえで「長期休校明けの自殺予防の取り組みについて各都道府県などに周知するとともに、必要に応じて指導助言を行っていきたい」と述べ、子どもたちの心身の状況や変化に注意するよう、教育委員会などに働きかけていく考えを示しました。