WHOは台湾の参加へ
リーダーシップ発揮を」外相

WHO=世界保健機関の年次総会への台湾の参加が中国が反対する中、認められなかったことについて、茂木外務大臣は「本当に残念だ」と述べ、WHOの事務局が台湾の参加に向けて主体的にリーダーシップを発揮すべきだという考えを示しました。

WHOに加盟していない台湾が目指してきた年次総会へのオブザーバー参加について、アメリカや日本などは支持を表明しましたが、中国が強硬に反対する中、認められませんでした。

これについて茂木外務大臣は衆議院外務委員会で「台湾が参加できなかったことは本当に残念だ。新型コロナウイルスへの対応で、台湾のような公衆衛生上の成果をあげた地域を含め、情報や知見が広く共有されることが重要だ」と述べました。

そのうえでWHOが「参加の是非は加盟国が決めることだ」としていることについて、茂木大臣は「WHOの事務局がもう少し主体的に、どういうところに参加してもらうかリーダーシップを発揮してもよいのではないか」と述べ、今後の総会に台湾の参加が実現するよう、WHOが主体的にリーダーシップを発揮すべきだという考えを示しました。