業や自粛など16日一部
解除へ 群馬 山本知事

群馬県の山本知事は臨時の記者会見を開き、県が独自に定めたガイドラインに従って、休業や外出自粛などの要請を一部を除いて16日から解除することを明らかにしました。

この中で山本知事は、15日に開かれた県の対策本部会議で、休業や外出自粛などの要請を、警戒度を4つに分けて段階的に解除する県独自のガイドラインを、15日から施行することを決定したと述べました。

これにより、現在、感染リスクが高い「4」とされている警戒度は、ガイドラインの基準に従って、16日の午前0時をもって、感染リスクが抑制されている状態の「3」に引き下げられます。

警戒度3では、いわゆる「3密」の条件がそろいやすいとされるカラオケ店やスポーツクラブなど一部の事業者を除き、休業要請が解除されるほか、飲食店に対する営業時間短縮の要請も解除されます。

また、外出自粛の要請については、「3密」のような場所や高齢者、基礎疾患のある人を除いて解除される一方、県境をまたぐ移動は引き続き自粛を要請します。

会見で山本知事は「感染が再び拡大するリスクを減らす行動をとることが、社会活動を再開する前提だと考えている。休業要請などの緩和は、一人一人の県民に協力してもらった成果で、引き続き理解と協力をお願いしたい」と述べました。