とり親の子育て支援法案
国会に提出 野党5党

新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続く中、立憲民主党など野党5党は、児童扶養手当を受け取っているひとり親などの子育て世帯を支援するため、新たに特別給付金を支給し、事実上、手当を倍以上にする法案を国会に提出しました。

立憲民主党、国民民主党、日本維新の会、共産党、社民党の野党5党は15日、生活が厳しいひとり親などの子育て世帯を支援するための法案を衆議院に共同で提出しました。

法案では、児童扶養手当を受け取っている世帯に対し、新たに特別給付金を支給し、事実上、手当を倍以上にするとしています。

ことし3月から8月分までの半年間が対象で、9月以降については、感染の状況や経済の情勢などを踏まえて、支給を検討するとしています。

法案を提出したあと、立憲民主党の尾辻かな子衆議院議員は記者団に対し、「ひとり親の家庭は貧困率が高い上、子どもが家にいることで食費や光熱費の支出も増えている。あたり前に暮らせるよう法案を成立させたい」と述べました。