千葉県が引き続き緊急事態宣言の対象になっていることについて森田知事は定例の記者会見で「緩みが出てくれば元も子もない。今が大切な時期だ」と述べたうえで、今後、隣接する東京都の動向などを見守る考えを示しました。

政府は、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言について、合わせて39県で解除する方針を感染症の専門家などで作る諮問委員会に諮問しましたが、千葉県はこの中に含まれていません。

これを受けて千葉県の森田知事は、14日の定例の記者会見で「千葉県内では、このところ感染者の確認が１桁の状況が続いている。ただ、緩みが出れば元も子もなくなるので、今は感染拡大の防止を周知すべきだ」と述べて、引き続き現在の休業要請などの措置を継続する考えを示しました。

一方で、どういう状況であれば千葉県として措置を解除するのかについては「東京などに隣接しているため、その動向を見守らなければならない」として独自の基準を示しませんでした。そして千葉県としての対応は、今後、国の方針を確認したうえで検討する方針を明らかにしました。