信頼を裏切った」
新潟 米山知事 辞職へ

新潟県の米山知事は、みずからの女性問題が週刊誌で報じられる見通しになったとして、18日夕方、県議会議長に辞職願を提出しました。

米山知事は、午後6時から県庁で記者会見を開き、19日に発売される週刊誌でみずからの女性問題が報じられる見通しになったことを受けて、18日夕方、県議会議長に辞職願を提出したことを明らかにしました。

そのうえで「これ以上の混乱を避けけじめをつけるためにも職を辞することにした。多くの方の信頼を裏切ったことに心からおわび申し上げたい」と述べました。

米山知事はおととし10月に行われた新潟県知事選挙に共産党と自由党、社民党の推薦を受けて初当選し、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働について一貫して慎重な姿勢を示してきました。

米山知事の辞職は、原発の再稼働をめぐる議論に影響を与えるものとみられます。

「プレゼントや金銭の授受あった」

米山知事は記者会見で、「一身上の都合で知事の職を辞させていただきました。理由につきましては、週刊誌の報道でその中身にあります。落選中の中、おつきあいする人にも恵まれず、歓心を買うプレゼントや金銭の授受がありました。交際の中とは思っていたが、そうではないと言われる余地がありました。このような報道がされ、県政に混乱をきたしました。これ以上の混乱を避けるためにもけじめをつけるためにも職を辞することにしました。一緒に仕事をしてきた方、多くの方に付託を受けた仕事を止めることはざんきに堪えません。原発関連の安全性に正面から取り組むという歴史的使命を果たすことができなかったことは本当につらいです。多くの方の付託と信頼を裏切ったことに心からおわび申し上げたいと思います」と述べました。