休明け交通量増「自粛
継続協力を」小池都知事

東京都の小池知事は、都庁で記者団に対し、大型連休が明けた8日の街の交通量が増えているとしたうえで「緊急事態宣言は延長されたばかりで、せっかくの努力が水泡に帰してしまうのはもったいない」と述べ、外出の自粛などに引き続き協力してほしいと呼びかけました。

東京都の小池知事は8日午前、都庁で記者団の取材に応じました。

このなかで小池知事は「きょうは金曜日だが、交通量が増えていると感じた。電車の乗客もまた増えてきていると聞いている。緊急事態宣言は延長されたばかりで、ここを越えないと第2波、第3波が襲ってくる。せっかくの今回の努力が水泡に帰してしまうのはもったいない」と述べ、外出の自粛などに引き続き協力してほしいと呼びかけました。

また「金曜日は、検査の結果で感染者の数は多い傾向がみられる。金曜日や土曜日に感染者が多く出ることがまだ心配である一方、減っていれば皆様方の努力や協力の成果だ。さらにそこからまた一歩進めていきたい」と述べました。

小池知事はまた、外交評論家で内閣総理大臣補佐官を務めた岡本行夫氏が新型コロナウイルスに感染し亡くなっていたことが明らかになったことについて「何十年もいろいろとご指導いただいた。外交官として活躍され、沖縄の問題などいろいろな接点があり、そのうちのいくつかで私も学ばせていただいくこともあった。あんなお元気だった方が急にお亡くなりになるなんて本当にショックだ」と述べました。