活困窮の学生に10万円
給付「早急に対応」文科相

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で生活が厳しい学生らおよそ50万人を対象に、公明党は1人当たり現金10万円の給付を行うよう萩生田文部科学大臣に要望し、萩生田大臣は早急に対応する考えを伝えました。

公明党の斉藤幹事長らは8日、萩生田文部科学大臣と面会し、感染拡大の影響でアルバイトの収入が減って生活が厳しい学生らを支援するための提言を行いました。

提言では「経済的理由により学生らが修学や進学をあきらめることがあってはならない」として、緊急の給付金の仕組みをつくり迅速に届けることが必要だとしています。

具体的には、住民税非課税世帯や、学業と生活に必要な収入をアルバイトで得ている中間所得層の学生らおよそ50万人を対象に、予備費を活用して1人当たり現金10万円を給付するよう求めています。

これに対し萩生田大臣は「思いは同じで、早急に対応していきたい。予備費の活用ということでめどがついている」と述べました。

このあと斉藤幹事長は「急を要するので、1週間のうちにスタートするものと思っている」と述べました。