休中 函館来ないで」
五稜郭立ち入り規制

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、北海道函館市は29日から観光名所の五稜郭公園の立ち入りを規制することになりました。函館市では多くの観光施設が休業していて、市は大型連休中の来訪を控えるよう呼びかけています。

函館市の五稜郭公園はサクラの名所として知られ、例年、見頃を迎える大型連休中は大勢の観光客が訪れます。

しかし、ことしは新型コロナウイルスの感染が拡大する中、観光客の来訪を抑えようと多くのサクラの木が植えられている堀の内側については、立ち入りを禁止することになりました。

また、大型連休中は函館山山頂に向かうロープウエーや土産物店などが入る赤レンガ倉庫群も休業しているほか、観光施設付近の市営の駐車場も閉鎖されています。

このほか、市内の宿泊施設の中には休業したり、新規の予約を受け付けていないところもあるということです。

函館市の工藤市長は、今月23日の記者会見で「ことしの大型連休は函館には見るところがないと言っても過言ではない。感染拡大を防ぐため来訪を控えてほしい」と呼びかけています。