崎刈羽原発 工事80%
ほど縮小へ 社員らの感染で

新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所に勤務する社員など5人が相次いで新型コロナウイルスに感染したことを受けて、東京電力は、新潟本社の橘田代表が緊急の記者会見を開き、工事を80%ほど縮小するなど新たな対策を発表しました。

東京電力では、今月18日以降、柏崎刈羽原子力発電所や柏崎市内の事業所で働く社員とその妻など、関係者5人の感染が確認されています。

これを受けて、東京電力の橘田昌哉新潟本社代表が27日、緊急の記者会見を行い、「柏崎市、刈羽村をはじめ新潟県の皆様に大変なご心配をおかけしていること、医療機関の皆さんにご負担おかけしていること、心よりおわび申し上げます」と述べました。

東京電力は、感染拡大を防ぐため、来月10日までのおおむね2週間をめどに、社員の行動履歴を把握するアンケート調査を継続して行うことや、プライベートも含めて県外への往来を原則禁止にすること、現在行われている工事を80%ほど縮小することを明らかにしました。

東京電力は、まず、柏崎刈羽原発6号機と7号機の再稼働を目指して安全対策工事を行っていて、今のところ工事に支障はないとしています。