宅待機の男性2人死亡
「われわれの責任は重い」

新型コロナウイルスに感染し、自宅待機を余儀なくされていた埼玉県内の男性2人が死亡したことを受け、埼玉県の大野知事は24日朝、記者団に対し、「このような事態に至ったわれわれの責任は重く、方針を転換する必要がある」と述べ、感染した人は今後、原則として自宅待機ではなく、病院やホテルでの療養とする方針を示しました。

新型コロナウイルスに感染し、軽症だとして自宅待機を余儀なくされていた埼玉県白岡市の50代の会社員の男性と、東松山市に住む70代の会社役員の男性の2人が今月、相次いで死亡しました。

これについて、埼玉県の大野知事は24日朝、県庁で記者団の取材に応じ、「このような事態に至ったわれわれの責任は重い。方針を転換する必要がある」と述べ、軽症の患者も含め感染した人は今後、原則として自宅待機ではなく、病院や県が借り上げたホテルでの療養とする方針を示しました。

埼玉県は20日、軽症や症状のない人は自宅やホテルで療養してもらうという方針を示していましたが、変更を迫られる形となりました。

埼玉県内では病床がひっ迫していることなどから、22日までに感染が確認された726人のうち、半数近い357人が自宅待機しています。