阪 休業協力の要請は
13日に判断 リスト公表へ

大阪府の吉村知事は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、休業協力の要請を行う業態や施設のリストを10日夕方に公表したうえで、今週末の感染状況などを踏まえ週明けの月曜日に要請に踏み切るかどうか判断する考えを示しました。

大阪府の吉村知事は10日午後、記者団に対し、府内で9日、1日としては、これまでで最も多い92人の感染が新たに確認された状況などを踏まえ「きょう夕方に、大阪府が休業要請をかける場合のリストを事前に公表する」と述べました。

そのうえで「この週末の陽性者の人数の推移や、緊急事態宣言が出されたあと、市中での人々の接触が少なくなったかどうかなどを分析したうえで、専門家の意見も聞いて、来週の月曜日に休業要請を発令するかどうかの最終判断をする」と述べ、今週末の感染状況などを踏まえ、週明けの月曜日に休業協力の要請に踏み切るかどうか判断する考えを示しました。

また吉村知事は「広い範囲への補償は府の財政では難しい」と述べ、要請に踏み切った場合でも個別の事業者への補償は困難だという認識を示しました。

一方、吉村知事は重症の患者を受け入れる病床などを確実に確保するため、症状がない人については本人が希望する場合は自宅での療養を認める考えを示しました。