芸太田町長が辞職
河井前法相から20万円受領

自民党の河井案里議員が初当選した去年の参議院選挙をめぐり、夫の河井克行前法務大臣から現金20万円を受け取ったと明らかにした広島県安芸太田町の小坂真治町長が7日、町議会の議長宛てに辞職願を提出し受理されました。

自民党の河井案里議員が初当選した去年7月の参議院選挙をめぐっては、安芸太田町の小坂真治町長が去年4月、河井克行前法務大臣から現金20万円を受け取ったと明らかにし「白い封筒を渡されて押し返したが日頃から選挙などでお世話になっている思いもあり受け取ってしまった。現金を受け取ったのは安易で、反省している」と述べています。

これについて町議会の全員協議会が7日開かれ、小坂町長が町議会の議長宛てに辞職願を提出したことを説明しました。

協議会のあと小坂町長は報道陣の取材に対し「道義的責任をとって辞表を提出した。町民の皆さんには申し訳ないという気持ちだ」と陳謝したうえで、河井前大臣については「自分の立場で説明するものと思う」と述べました。

また、7日までに検察の任意の事情聴取を受けたことを明らかにしました。

議会事務局によりますと、辞職願は7日、受理されたということで、公職選挙法の規定により7日から50日以内に選挙が行われることになっているため、町長選挙は来月末までに行われる見通しです。