7外相テレビ会議
治療薬開発など連携確認

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、G7=主要7か国の外相によるテレビ会議が行われ、感染拡大防止に向けて治療薬の開発や途上国支援などに連携して取り組んでいくことを確認しました。また東京オリンピック・パラリンピックの延期について、茂木外務大臣が理解を求めたのに対し、各国が支持を表明しました。

G7=主要7か国の外相会合は、当初、アメリカで開かれる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、初めてテレビ会議形式となり、茂木外務大臣らが参加して25日夜8時から4時間余り行われました。

この中でG7各国は新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、
▽各国の対策で得られた教訓や知見を共有することや、
▽水際対策のほか治療薬やワクチンの共同開発も視野に連携して取り組んでいくことを確認しました。

そのうえで今後、感染拡大が懸念される途上国に対しG7が主導して支援していくことで一致しました。

また茂木大臣が東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期が決まったことについて「完全な形で実施できる時期に開催したい」と理解を求めたのに対し、各国が支持を表明しました。

このほか会議では、北朝鮮による弾道ミサイルのたび重なる発射をめぐり、国際社会として容認できないという認識で一致し、北朝鮮の完全な非核化に向けた緊密な連携を確認しました。