輪延期「さまざまなシナ
リオ その中に入るのでは」

IOC=国際オリンピック委員会などが東京オリンピックの延期を含めた具体的な検討を始めることについて、東京都の小池知事は記者団に対し、「課題はたくさんあるが、これから4週間かけてどういうシナリオが実現可能なのか、IOC、組織委員会、東京都でしっかりと交渉していきたい」と述べ、理解を示しました。

また、IOCが大会の中止は検討しないことを決めたことについて、小池知事は、「開催都市の長としてこれまでもずっと『中止はありえない』ということを申し上げてきた。私と同じ考えであることを共有できてよかった」と述べました。

そして、安倍総理大臣が仮に完全な形での実施が困難な場合には延期の判断も行わざるをえないという考えを示したことについて、小池知事は「ここは安倍総理大臣の考えと共通していると思う」と述べました。

これに関連して記者団が「延期を容認する考えか」と質問したのに対し、小池知事は「これから4週間かけてさまざまなシナリオを検討する。その中にはそのことばも入ってくるのではないか」と述べ、大会の延期の可能性もあるという認識を示しました。