民 国民 参議院の関係
改善へ打開策見いだせず苦慮

国会で会派を組む立憲民主党と国民民主党は、参議院側で、ぎくしゃくした状態が続いているとして、参議院の会派を解消すべきだという意見が強まっており、両党の執行部は対応に苦慮しています。

立憲民主党と国民民主党は、野党勢力を結集して政府・与党に対じしたいとして、去年の秋の臨時国会から、衆参両院で会派を合流させましたが、その後の党の合流協議では、政策や党名などをめぐって調整がつかず、党の合流は当面、見送られました。

参議院側では、会派の議員総会を別々に開くなど、ぎくしゃくした状態が続いているとして、参議院の会派を解消すべきだという意見が強まっており、両党の参議院議員会長が協議を重ねてきましたが、関係改善に向けた手だては見いだせていないということです。

一方で、衆議院側を中心に、「与野党をあげて新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めなければならず、内輪の議論をする時ではない」という指摘が出ています。

このため、幹事長と参議院議員会長が4者で会談しましたが、打開策は見いだせておらず、両党の執行部は対応に苦慮しています。