友学園問題 自殺職員の
手記公表で議論 衆院内閣委

「森友学園」をめぐる問題で、自殺した近畿財務局の職員の手記が公表されたことに関連し、衆議院内閣委員会ではその内容などについて議論が行われました。

「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局の男性職員が書き残していた手記などが18日、公表されました。

これに関連して衆議院内閣委員会では立憲民主党などの会派の今井雅人氏が、2017年2月に安倍総理大臣が「私や妻が関係しているということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁したあとから文書の改ざんが始まっているとして、「職員の自殺は安倍総理大臣の答弁が端緒になっている」と指摘しました。

これに対し菅官房長官は「近畿財務局の職員が亡くなられたことについては、残されたご遺族の気持ちを思うとことばもなく、静かに謹んでご冥福を申し上げたい」と述べました。

また、同じ会派の柚木道義氏は、遺族は麻生財務大臣の弔問を望んでいるとして対応をただしたのに対し、財務省は「ご遺族の考えを踏まえて対応を検討したい。指摘はしかるべき所に伝えたい」と述べました。