型ウイルス検査 今月末
には1日7000件超に

新型コロナウイルスの検査をめぐり、加藤厚生労働大臣はNHKの日曜討論で公的保険が適用されたことなどで体制が拡充され、今月末には一日当たり、7000件を超える検査体制が整うという見通しを示しました。

この中で加藤厚生労働大臣は、先週から公的保険が適用されたウイルス検査をめぐって「今回、保険適用して保健所の了解がなくても医師の判断で民間の医療機関を使えるようになった。検査能力は今月5日現在では1日4200件程度だったが、現在は6200件、今月末には民間も含めて7000を超える能力まで拡大できる見通しを持っている」と述べました。

また政府の専門家会議が「今後1、2週間が瀬戸際だ」という見解を示してからまもなく2週間となることについて、加藤大臣は「陽性者の数が1つのポイントになる。陽性がわかるまでに期間がかかるので、10日か2週間くらいたたないと効果はなかなか見えない。改めて専門家会合を開き、この間どういう状況だったのか、効果がどう出てきているのか判断していただきながら次の対応を考えていく」と述べ、自粛要請した大規模イベントの再開などは専門家の見解を踏まえて判断していく考えを示しました。