親の名字が違うことで
嫌な思いない」法整備を要望

希望すれば、結婚前の姓を名乗れる選択的夫婦別姓について、超党派の勉強会が開かれ、市民団体が与野党の議員に対し、制度の導入に向けた法整備を要望しました。

国会内で開かれた勉強会には、自民党の野田聖子・元総務大臣や、立憲民主党の枝野代表ら、与野党の有志の議員が出席しました。

この中で、選択的夫婦別姓の導入を求める市民団体からは「結婚して姓が変わると、仕事の継続性に影響し、不都合が生じる」といった意見や「価値観が多様化し、生まれ持った姓での婚姻を求める声が広がっている」といった指摘が出されました。

そして最後に、両親が別姓を維持するため、婚姻届を出さない「事実婚」を選択した大学生と高校生が、各党の議員に対し、制度の導入に向けた法整備に取り組むよう求める要望書を手渡しました。

要望書を手渡した高校3年生の小池真実さんは、NHKの取材に対し「両親の名字が違うことで何も嫌な思いをしたことはない。1つの選択肢として別姓も選べるようにしてほしい」と話していました。