共交通事業者もマスク
ないことがないよう対応を」

新型のコロナウイルスに東京のタクシー運転手の男性が感染したことが明らかになったことを受けて、赤羽国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、バスやタクシー会社などに対して感染防止対策の徹底を求めるとともに、マスクを十分確保できるよう支援を検討する考えを示しました。

この中で、赤羽国土交通大臣は「これまでバスやタクシーなどの事業者に対して従業員のマスクの着用、手洗いの徹底などを要請してきたが、今回の事態を受けて、さらに念押しする必要がある」と述べました。

そのうえで赤羽大臣は「事業者の中には、マスクが不足して購入できないから十分に対応できないという現場の状況もある。まずは、医療関係者が中心だが、公共交通事業者についてもマスクがないということがないよう対応を検討したい」と述べ、事業者がマスクを十分確保できるよう政府として支援を検討する考えを示しました。

一方、香港発のクルーズ船「ウエステルダム」に対して、日本を含む各国が入港を認めなかった対応に批判の声も出ていることについて、赤羽大臣は「当時は、切迫した状況であり、時間も限られた状況下であった。国土交通省としては、運航会社に入港しないよう要請したが、当時の状況下では適切な対応だった」と述べました。