民 合流の方針決定を
来月の党大会以降に先送りへ

立憲民主党との合流について社民党は全国の地方組織の幹部を集めた会議を開き、現状では意見集約が難しいとして、来月の党大会での方針決定を先送りし、協議の継続を求めることを決めました。

社民党は29日、地方組織の幹部を集めた「全国幹事長会議」を開き、立憲民主党と合流するかどうかをめぐって意見を交わしました。

冒頭、又市党首は「合流を提案された時と状況が変わり、時間に余裕ができた。地域に根づいた議論をお願いしたい」と述べました。

会議では、地方組織での検討状況などを踏まえれば、現状では意見集約が難しいとして、来月の党大会での方針決定を先送りすることを確認し、立憲民主党に協議の継続を求めることを決めました。

出席した地方の幹部は、一部が白紙撤回を主張したものの大半は、協議の継続に賛成したということです。

一方、延期している党首選挙については、党大会で行うことを決め、具体的な方法を検討することになりました。

会議のあと、吉川幹事長は記者会見で「地方組織には、党の今後をどうするのかという非常に重たい議論を短期間でしてもらったが、合流した際の疑問点などについて、引き続き立憲民主党と話をしたい」と述べました。