婦別姓「自民は時代背景
直視し理解を」公明 山口氏

夫婦が希望すれば結婚前の姓を名乗れる選択的夫婦別姓について、公明党の山口代表は導入に向け自民党に理解を求めていく考えを示しました。

公明党の山口代表は、記者会見で選択的夫婦別姓について「今は一人っ子どうしが結婚する場合も多く、女性もみずからの姓を受け継ぐのが自分1人だとすれば、それを実現できる道を開いてもらいたいという社会の現実がある」と指摘しました。

そのうえで「実現に向けて努力しなければならない。自民党内では合意が形成されていないが、時代背景を直視し、理解をいただきたい」と述べ、制度の導入に向けて自民党に理解を求めていく考えを示しました。

一方で、政府が検討中の少年法の保護の対象年齢を18歳未満に引き下げる改正案について、「成人年齢の引き下げと形式的にそろえるという観点だけでなく、これまで少年法がどう運用され効果をあげてきたかをしっかり見たうえで結論を出すべきだ」と述べました。