在しない”文書が存在
「手続きの滞り」官房長官

「桜を見る会」をめぐり、これまで存在しないと説明してきた文書が残されていたことについて、菅官房長官は、行政文書の「廃棄簿」に記載されず、定められた廃棄手続きが行われていなかったことが原因だと説明しました。

「桜を見る会」をめぐり、菅官房長官は21日、保存期間が終了し存在しないと説明してきた平成23年から25年までの会場設営の契約書などに関する文書が残されていたことを明らかにしました。

これについて菅官房長官は午前の記者会見で、「保存期間が過ぎたあとも管理簿に記載されたままになっており、廃棄手続きが滞っていた」と述べ、行政文書の「廃棄簿」に記載されず、定められた廃棄手続きが行われていなかったことが原因だと説明しました。

一方、21日内閣府が示した、平成26年から去年までの招待者の詳しい内訳について菅官房長官は「私自身は資料そのものを知らなかった」と述べたうえで、みずからが関係者から聞き取った内容として去年の臨時国会で答弁した招待者の内訳と大きなそごはないとして、再調査は行わない考えを示しました。