民と国民 当面
合流は見送り

立憲民主党と国民民主党は、合流をめぐる協議で合意できる見通しが立たないとして、当面、合流を見送ることになりました。両党は、通常国会の対応に集中し、一つの会派で活動する中で、連携強化を目指したいとしています。

立憲民主党の福山幹事長と国民民主党の平野幹事長は、国会内で、両党の合流をめぐって会談しました。

この中で平野氏は、20日、両院議員総会で決めた党の方針だとして、両党の合流協議を継続したいと要請しました。

これに対し、福山氏は「ここまで詰めてきたものが残念ながら受け入れてもらえなかったのは非常に残念だ。国会の論戦に集中したい」と述べました。

このため両党は、現時点では合意できる見通しが立たないとして、当面、合流を見送ることになりました。

一方で、通常国会の対応に集中し、政府・与党に結束して対じする必要があるとして、一つの会派で活動する中で、連携強化を目指すことを確認しました。

会談のあと、福山氏は、記者団に対し「それぞれの政党の事情があり、ぎりぎりのラインで、残念ながら折り合わなかった。野党がかたまって、安倍政権に対じしなければならないという気持ちは変わらない」と述べました。

また、平野氏は「まずは国会に専念し、その中で合流に向けたうねりが起こることを期待したい。幹事長どうしでコミュニケーションは取っていきたい」と述べました。