底シューズ禁止「大会
直前の変更は厳しい」五輪相

好記録が相次いでいる「厚底シューズ」の競技大会での使用が禁止される可能性が伝えられていることについて、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は「東京大会の直前の変更は厳しい」と指摘したうえで、選手に負担を強いる対応は避ける必要があるという認識を示しました。

陸上長距離の多くのトップ選手が使用し、相次いで好記録をマークしている、スポーツ用品メーカー、ナイキの「厚底シューズ」について、国際競技団体の世界陸連が競技大会での使用を禁止するという見通しを、イギリスなどの複数のメディアが伝え注目されています。

これについて、橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、閣議のあとの記者会見で「かつて、スキーの板や水泳のユニフォームなど、いろいろな問題があった。私自身の経験からしても、4年に1度の大事なオリンピック・パラリンピックの直前に変更というのは、選手にとって厳しいのではないか」と指摘しました。

そのうえで「好記録が見る人の関心を高め、競技力の向上やスポーツへの参画にもつながっていくと思う。選手の戸惑いが少ないような決定をしてほしい」と述べ、選手に負担を強いる対応は避ける必要があるという認識を示しました。