じ引きで落選 相模原
市議選候補の訴え退ける

去年4月の相模原市議会議員選挙で、最後の議席をめぐり得票数が同じになってくじ引きで落選した候補が、選挙管理委員会の無効票の判断を不服として訴えた裁判で、東京高等裁判所は訴えを退ける判決を言い渡しました。

去年4月の相模原市議会議員選挙の中央区選挙区では、最後の議席をめぐって新人2人の得票数が3158票で並び、法律の規定によってくじ引きが行われて当落が決まりました。

落選した松浦千鶴子氏は、「まつうらちか子」などと書かれた3票を無効と判断されたのは不服だとして、神奈川県選挙管理委員会の裁決の取り消しを求めました。

16日の判決で、東京高等裁判所の大段亨裁判長は「問題の票は松永千賀子候補というほかの候補の氏名が混じった投票と認められ、どちらの氏名を記載したのか全く判断できず、無効票とすべきだ」として原告の訴えを退けました。

判決の後、松浦氏は取材に対し「非常に残念です。一票一票には有権者の思いが込められていて、裁判所にはその思いに寄り添う判断をしていただきたかった」と話していました。

一方、県選挙管理委員会は「裁決の正当性が司法の場で認められたと受け止めている」とコメントしています。