待者名簿の管理簿未記載
内部監査で把握できず

「桜を見る会」の招待者名簿を行政文書の管理簿に記載していなかった問題で、菅官房長官は、直近では平成29年と26年に担当する内閣府の人事課に対する内部監査が行われたものの、未記載を把握することができなかったと明らかにしました。

「桜を見る会」の招待者名簿をめぐり、菅官房長官は先に、平成25年から5年分が行政文書の管理簿に未記載となっており、東日本大震災などの影響で中止した平成23年と24年に管理簿に未記載だったことが前例として引き継がれていたと説明しました。

これに関連して、菅官房長官は午前の記者会見で「内閣府では各部局に対し、3年に一度、文書管理に関する内部監査を行っており、招待者名簿の担当である人事課に対しては、直近では平成29年、26年に行われた」と述べたうえで、監査では未記載を把握することができなかったと明らかにしました。

また、菅官房長官は、開催を中止した平成23年と24年の招待者名簿が存在していたかどうかについて「各省から推薦名簿を集めて、内閣府として招待直前までいっていたということで、招待者名簿の完成版はあったということだ」と述べました。