軍基地周辺で有機フッ素
化合物を検出 対応検討へ

沖縄をはじめ、アメリカ軍基地の周辺などで有機フッ素化合物の一種が高濃度で検出されたことを受け、日米両政府は今後、どのように協力して対応するか、検討を進めることになりました。

河野防衛大臣は、アメリカのエスパー国防長官とワシントン近郊の国防総省で会談した際、動物実験などで有害性が指摘されているPFOSなどの有機フッ素化合物が、沖縄にあるアメリカ軍基地や東京の横田基地周辺で検出されたことをめぐって意見を交わしました。

この中で両氏は、アメリカ国内ではタスクフォースを作って対策に取り組んでいることを踏まえ、日米両政府でこの問題にどのように協力して対応するか、検討を進めることで一致しました。

両氏は、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、在日アメリカ軍が迅速に対応できる態勢を維持するためにも、地元の理解と協力が不可欠だという認識を確認しました。