縄特産豚「アグー」
隔離を検討

沖縄県でブタの伝染病のCSFいわゆる豚コレラが広がっていることを受け、江藤農林水産大臣は特産のブタ「アグー」を守るため、離島などへの隔離を検討していることを明らかにしました。

沖縄県では今月8日にうるま市の農場でCSFの感染が確認され、特産のブタ「アグー」を飼育する農場を含む周辺でも感染が相次いでいます。

これについて江藤農林水産大臣は14日の閣議のあとの記者会見で「アグーは琉球王朝に端を発し、戦後、大変な努力で回復した沖縄固有の品種といっていいものだ。保存のため、沖縄県と相談し、離島などしかるべき場所に隔離移転することを検討している」と述べ、CSFの感染から守るため、繁殖用のアグーを隔離する検討を始めていることを明らかにしました。

そのうえで江藤大臣は「隔離するなら施設が必要だが、移動に関する費用や移動先の施設は国が補助することにして、沖縄県の要望があればすぐに対応したい」と述べ、沖縄県の意向を確認しながら対応を急ぐ考えを示しました。