R整備 予定どおり
進める考え強調 菅官房長官

IR=統合型リゾート施設をめぐる汚職事件について、菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、贈賄側の中国企業はIR事業の実績がなく、日本への参入は現実的ではなかったという認識を示したうえで、当初の予定どおりIRの整備を進めていく考えを強調しました。

この中で、菅官房長官は、IRをめぐる汚職事件について、「捜査対象となっている中国企業はIRの実績もなく、現実的な話としてどうだったのかと首をかしげざるをえない。IR以前の問題ではないか」と指摘し、贈賄側の中国企業が、日本へ参入するのは現実的ではなかったという認識を示しました。

そのうえで、「IRの必要性は、これまで、さまざまな議論を積み重ねており、引き続き、できるだけ早期にIRの整備による効果が実現できるよう、しっかり準備を進めていきたい」と述べ、当初の予定どおりIRの整備を進めていく考えを強調しました。

一方、7日付けで設置された「カジノ管理委員会」について、菅官房長官は、「IR整備法に基づいて、厳格なカジノ規制の実施や、健全な運営を確保するという任務を担っている。具体的な運営は、今後、委員会で決定されることになるが、使命と任務をしっかり果たしていくことを期待したい」と述べました。

西村経済再生相「国民に信頼されるよう議論を」

西村経済再生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、7日付けで設置された「カジノ管理委員会」について、「各地では、IRを地方創生やインバウンド拡大の柱にしようという考えもあり、成長戦略にも位置づけてきた。国民から信頼され、『つくってよかった』と言ってもらえるよう、しっかりとした規制に向けた、さらなる議論を期待したい」と述べました。

一方、IRをめぐる汚職事件について、西村大臣は、「疑惑を指摘された議員それぞれが、しっかり説明責任を果たすべきだ」と述べました。

武田担当大臣「公正公平な独立性確保」

「カジノ管理委員会」を担当する武田大臣は、閣議のあとの記者会見で「カジノ管理委員会は、IR整備法で定められた、厳格なカジノ規制の実施と健全な運営を確保する任務を担っており、厳正かつ公正にカジノ事業の免許の審査などを行っていかなければならない」と述べました。

そのうえで、IR事業をめぐる汚職事件を踏まえ、「国民の信頼をしっかりと集められる、信頼性の高い公正公平な独立性を確保した組織として運営していただきたい」と述べました。

自民 森山氏「国民の理解得た事業に」

自民党の森山国会対策委員長は記者団に対し「汚職事件の全容がつかめておらず、本当にIRに関連したことなのかどうかも分からない。カジノ管理委員会でいろいろなことを決めていくことが、国民の理解を得てIRの事業を始めることにつながる」と述べました。