Rの信頼性が損なわれ
てはならない」自民 岸田氏

IR・統合型リゾート施設の事業をめぐって秋元司衆議院議員が逮捕された汚職事件について、自民党の岸田政務調査会長は「IR自体の信頼性が損なわれることがあってはならない」と述べ、IR整備の必要性を説明し、信頼回復に努める考えを示しました。

自民党の岸田政務調査会長は、地元・広島市で初詣に訪れたあと、記者団の取材に応じ、IRの事業をめぐって秋元司衆議院議員が逮捕された汚職事件について「秋元議員の逮捕後もさまざまな疑惑が指摘されており、まずは政治家自身が説明責任を尽くすことが大事だ。政治への不信を払拭(ふっしょく)する努力をしてほしい」と述べました。

そのうえで、岸田氏は「IRは地方創生や観光などさまざまな分野から期待される取り組みだ。事件によってIR自体の信頼性が損なわれることがあってはならず、イメージの低下につながらないよう政治全体で努力すべきだ」と述べ、IR整備の必要性を説明し、信頼回復に努める考えを示しました。

「ポスト安倍」に改めて意欲

また「ポスト安倍」について、「次の自民党の総裁選挙に立候補するということは申し上げてきており、新年を迎え、新しい時代を担うんだという気持ちを強くしている。政治家としての力を蓄えるためことしは大切な1年だ」と述べ、改めて意欲を示しました。

そのうえで、岸田氏は「いつ総裁選挙が行われるか定かではなく、それまでにどんなことが起こるかも不透明だ。どんな状況になっても、次の時代を担えるよう努力を続けていきたい。新しい時代に対する自分の思いを分かりやすく伝えられるよう努力したい」と述べ、総裁選挙に向けて、発信を強化していく考えを示しました。