国から入港禁止措置を
受けた船舶 日本30回入港

北朝鮮に対する制裁決議違反の疑いで、韓国から入港禁止措置を受けた船舶について、政府は13日の閣議で、禁止措置を受けてから12日時点で、日本に入港したのは30回とする答弁書を決定しました。

北朝鮮産の石炭を積むなどして、国連安全保障理事会の制裁決議に違反した疑いがある複数の船舶について韓国政府は、自国への入港を禁止する措置を取っていますが、日本には入港したことが確認されています。

これに関連して、NHKから国民を守る党の丸山穂高副党首は、質問主意書で、韓国政府から入港禁止措置を受けた船舶が日本に入港した履歴などをただしました。

これに対し政府は13日の閣議で、韓国政府が入港禁止措置を講じてから日本に入港したのは、12日時点で30回となっているとしたうえで「これ以上の詳細については、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えすることは差し控えたい」とする答弁書を決定しました。

また答弁書では、韓国からの情報提供について「北朝鮮情勢を含め、韓国とは平素からさまざまなやり取りを行ってきているが、外交上の個別のやり取りについては、相手国との関係もありお答えすることは差し控えたい」としています。