「桜を見る会」をめぐり、参議院内閣委員会の野党の理事らが、招待者名簿の廃棄などについて14項目の質問を記した文書を内閣府に提出し、同席した自民党の水落委員長は、今月23日に開かれる理事会で回答するよう求めました。

「桜を見る会」をめぐって、与野党は、国会閉会中も衆参両院の内閣委員会の理事会で政府から説明を受ける機会を設けることで合意しています。

13日は参議院内閣委員会の野党の理事らが、自民党の水落委員長も同席する中、招待者名簿の廃棄や安倍総理大臣夫人の昭恵氏からの招待について、14項目の質問を記した文書を内閣府の幹部に提出しました。

水落委員長は、自民党と立憲民主党の筆頭理事が協議した結果、今月23日に理事会を開くことで合意しているとして、内閣府に対し「誠意ある回答を準備してほしい」と述べました。

野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の杉尾秀哉参議院議員は記者団に対し、「政府は野党が行うヒアリングでは必ずしも誠実に答弁していると言えないが、参議院としての質問なので重く受け止め、真摯（しんし）に説明してほしい」と述べました。