閣官房では執務室内の
通常のシュレッダーを使用」

「桜を見る会」をめぐり菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、内閣官房の推薦者名簿は室内で通常使用しているシュレッダーで廃棄したと説明したうえで、廃棄の時期は特定していないものの、対応に問題はないという認識を示しました。

「桜を見る会」をめぐり政府は招待者名簿については、保存期間1年未満の文書として、会の終了後に紙と電子データをいずれも廃棄し、安倍総理大臣や菅官房長官などからの推薦を含む、内閣官房の推薦者名簿についても遅滞なく廃棄したとしています。

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で名簿の廃棄について「招待者名簿は、段ボール10数箱分だったため大型シュレッダーを使ったと聞いている。また、内閣官房では執務室内の通常のシュレッダーを使用したということで、内閣府の名簿と内閣官房の推薦者名簿とでは、ボリュームが全く違うということだ」と述べました。

そのうえで、内閣官房の推薦者名簿を廃棄した時期は特定していないものの、ルールに基づいて対応しており、問題はないという認識を示しました。

官房長官「内閣官房の推薦者名簿廃棄1週間後か」

また、菅官房長官は臨時閣議のあとの記者会見で、内閣官房の推薦者名簿を廃棄した時期について「改めて事務方に確認させたところ、正確なところは分からないが、『桜を見る会』の終了後、1週間程度のちに廃棄したように思うということだった」と述べました。