里城復元へ 沖縄総合
事務局に有識者会議設置へ

主要な建物が焼失した首里城の復元に向けた政府の関係閣僚会議が開かれ、前回復元した際の図面に基づき、原状復帰させることを原則とするとともに、技術的な検討を行うため、那覇市にある内閣府の沖縄総合事務局のもとに有識者会議を設けることを確認しました。

総理大臣官邸で開かれた2回目となる関係閣僚会議には、菅官房長官や衛藤沖縄・北方担当大臣のほか、沖縄県の玉城知事も出席しました。

会議では前回復元した際の図面に基づき、原状復帰させることを原則としたうえで、今後、こうした内容を盛り込んだ基本方針を取りまとめることや、那覇市にある内閣府の沖縄総合事務局のもとに有識者会議を設け、関係省庁や沖縄県で連携し、復元に向けた技術的な検討を行うことなどを確認しました。

菅官房長官は「関係大臣は引き続き密接に連携し、財源措置を含め、早期復元に向けて必要な措置を講じるとともに、観光振興など地元のニーズに対応した施策を推進してもらいたい。政府として地元の意見を伺いながら、復元に向けて責任を持って取り組んでいきたい」と述べました。