院 バリアフリー化推進
へ改修案 車いすで登壇も

バリアフリー化の推進に向けて参議院の検討チームで、本会議場に、車いすの議員が登壇できるよう、スロープを設置することなどを盛り込んだ案が示されました。

参議院は、重度の障害があるれいわ新選組の議員などが円滑に活動できるよう、バリアフリー化をさらに推進する必要があるとして、27日、議院運営委員会の理事らが、検討チームの会合を開き、対応を協議しました。

この中で、座長を務める自民党の大家敏志氏は、本会議場に車いすの議員が登壇して質問などができるようスロープを設置することや、参議院の正面玄関にエレベーターを整備すること、それに、車いすで利用できる多目的トイレを増やすことなどを盛り込んだ案を示しました。

これに対し、出席した議員からは「実際に利用する当事者の目線が大事で、使い勝手のよいものをつくるべきだ」といった指摘などが出されました。

参議院は、近く対応策を決め、必要となる費用を今年度の補正予算案に盛り込むよう、財務省に求めていくことにしています。