を見る会の動画に
「招待枠」などの会話

総理大臣官邸のホームページで公開されている2年前の「桜を見る会」の動画には、安倍総理大臣と世耕参議院幹事長が会話の中で、「招待枠」ということばや、世耕氏の地元の支持団体とみられる名前をやり取りする様子が記録されています。世耕氏の事務所は、地元に貢献したとして、支持団体の人を推薦したことはあるとしています。

総理大臣官邸のホームページには、平成29年4月、1万6000人余りが参加して東京の新宿御苑で開かれた、「桜を見る会」の動画が公開されています。

この中で、安倍総理大臣が、近くにいた世耕氏に、「ひまわり会?」と尋ねると、世耕氏が、「ひまわり会です。ことしは副長官じゃなくなったので招待枠で」と答える会話が記録されています。

世耕氏は、この桜を見る会の前の年まで内閣官房副長官を務め、当時は経済産業大臣でした。また、世耕氏の地元の和歌山市には、「ひまわり」という名前の女性の支持団体があります。

世耕氏の事務所は、NHKの取材に対し、「『ひまわり』の人を推薦したことはあるが、記録に残っていないので、いつ推薦したのかはわからない。推薦したのは、地元でボランティア活動をしたり、自治会婦人部の活動をしたりと、地元に貢献した人で、基本的には事務所と地元の後援会などが相談して厳選して推薦している」と話しています。