国会で国民投票法改正案
の成立目指す 自民 森山氏

憲法改正をめぐって、自民党の森山国会対策委員長は、今の国会で、国民投票法改正案の成立を目指す考えを強調しました。

自民党の森山国会対策委員長は、鹿児島市で開かれた会合であいさつし、国民投票法の改正案について、「公職選挙法に基づいて国民投票法を改正しようということなので、ほとんどの与野党は議論がないと思う」と指摘しました。

そのうえで、「何としても審議し、結論を出してもらいたいと強く思う」と述べ、今の国会で成立を目指す考えを強調しました。

また、同じ会合で講演した下村選挙対策委員長は、「日本は戦後一度も国民投票を経験していないのに、本当に国民主権と言えるのか。時代の変化に、憲法が対応できなくなったら、変えていくのは当然のことではないか」と述べました。

そして、「自衛隊の明記」など党の4項目の憲法改正案を説明したうえで、「これがそのまま憲法改正の原案になるとは思っておらず、議論したい」と述べ、国会で憲法改正案の議論を進めるべきだという考えを示しました。