相後任に森まさこ
元大臣 起用の方針

安倍総理大臣は、辞表を提出した河井法務大臣の後任に、自民党の参議院議員の森まさこ・元少子化担当大臣を起用する方針を固めました。森氏は、午前8時半すぎに総理大臣官邸を訪れました。

河井法務大臣は、「週刊文春」で、先の参議院選挙で当選した妻の河井案里参議院議員の事務所が運動員に法律の規定を上回る報酬を支払っていたほか、みずからの選挙区の有権者らに、じゃがいもやトウモロコシなどの贈答品を配っていた疑いがあるなどと報じられました。

こうした中、河井大臣は、法務行政への影響を避けたいなどとして、辞任する意向を固め、安倍総理大臣に辞表を提出しました。

これを受けて、安倍総理大臣は、後任の選定にあたった結果、自民党の参議院議員の森まさこ・元少子化担当大臣を起用する方針を固めました。

森氏は、午前8時半すぎに総理大臣官邸を訪れました。

森氏は、参議院福島選挙区選出の当選3回で、55歳。

弁護士で金融庁の課長補佐などを経て、平成19年の参議院選挙で初当選し、第2次安倍内閣では少子化担当大臣を務めました。

河井法務大臣の後任への起用が決まった、自民党の森まさこ元少子化担当大臣は、午前9時前、安倍総理大臣と面会したあと記者団に対し「安倍総理大臣から『法務大臣をするように』と指示があり、『はい』と答えた。国民の皆様から信頼を頂けるように、謙虚に真摯に(しんし)務めてまいりたい」と述べました。