島第一原発の水 処理し
海に放出妥当 維新が提言案

福島第一原子力発電所にたまり続けている放射性物質のトリチウムなどを含む水の処分について、日本維新の会は法律の基準内に処理したうえで海に放出するのが妥当だとする提言の案をまとめました。

東京電力福島第一原子力発電所にたまり続けている放射性物質のトリチウムなどを含む水の処分をめぐっては原田前環境大臣が「海洋放出しか方法がないというのが私の印象だ」と述べたほか、大阪市の松井市長も環境への影響がないことが科学的に確認できれば、大阪湾への放出に協力する考えを示しています。

こうした中、日本維新の会がまとめた提言の案によりますと、「全国の原発からは基準内のトリチウムを含む水が40年以上、海に排出され、健康への影響は確認されていない」と指摘しています。

そして福島第一原発にたまり続けている水についても、法律の基準内に処理したうえで海に放出するのが妥当だとしています。

日本維新の会は今後役員会などで検討し、正式に提言をまとめることにしています。