風15号や大雨被害を
激甚災害に指定の考え

武田防災担当大臣は衆議院災害対策特別委員会で、千葉県内で大規模な停電が長引くなどの被害が発生した台風15号をはじめ、ことし8月から9月にかけて発生した大雨による災害を激甚災害に指定する考えを明らかにしました。

衆議院では1日、災害対策特別委員会の閉会中審査が開かれました。

この中で武田防災担当大臣は「被災自治体に、財政面に不安なく復旧復興に取り組んでもらうため、台風10号、13号、15号、および17号を含む8月から9月の大雨による災害について、激甚災害に指定する。今後は指定政令手続きを速やかに進める」と述べ、千葉県内で大規模な停電が発生した台風15号を含む、ことし8月から9月にかけて発生した大雨による災害を激甚災害に指定する考えを明らかにしました。

また、野党側が台風15号の停電被害などへの政府の対応が不適切だったと追及したのに対し、武田防災担当大臣は「停電の解消に時間を要している状況を踏まえながら、関係省庁災害警戒会議を12回開催するなど関係省庁が緊密に連携して対応にあたってきた」と述べ、政府の対応は適切だったという考えを示しました。