次ぐミス「共通したもの
あるなら除去する努力を」

防衛省が小型の無人機=ドローンの飛行禁止区域を指定する際、私有地を自衛隊の敷地として図面に記すなどのミスをしていたことについて、河野防衛大臣は「イージス・アショアの調査の問題を含め、誤りが続いている」として陳謝するとともに再発防止策を検討する考えを示しました。

防衛省はことし6月、ドローンの飛行禁止区域として全国の主要な部隊の司令部がある駐屯地などを指定した際、13施設のうち12の施設で私有地を自衛隊の敷地として図面に記すなどのミスをしていました。

防衛省は新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐっても調査データのミスが見つかっていて、河野防衛大臣は記者会見で「誤りが続いている。国民の皆様におわび申し上げたい」と述べ、陳謝しました。

そのうえで、「『緊張感を持って仕事をしろ』というだけの問題か、見極めたい。必要な時間が無かったのか、マンパワーの問題なのか、共通したものがあるなら除去する努力をしなくてはならない。分析をし、対応策を考える必要がある」と述べ、再発防止策を検討する考えを示しました。