ローン飛行禁止区域
指定ミス 防衛省

防衛省は、ことし6月に小型の無人機=ドローンの飛行禁止区域として指定した駐屯地など全国の13の施設のうち12の施設で、私有地などを自衛隊の施設として図面に記すなどのミスがあったことを明らかにしました。

防衛省は自衛隊の基地周辺などで小型の無人機=ドローンの飛行を原則、禁止することを盛り込んだ法律の施行に合わせてことし6月、飛行禁止区域として全国の主要な部隊の司令部がある駐屯地など13の施設を指定しました。

防衛省はこのうち12の施設で、私有地や公道などを自衛隊の敷地として図面に記したり、図面に示された場所が本文の地名には記されていなかったりするなど合わせて28のミスがあったことを明らかにしました。

防衛省は官報で修正を告示しましたが、飛行禁止区域全体の指定には変更は生じないということです。

防衛省では新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐっても、調査データのミスが見つかっており「現場に行けば分かるようなミスもあり確認が不十分だった。大変申し訳なく、再発防止に努める」と謝罪しました。

一方、防衛省は自衛隊の主要な航空部隊がある全国の14の基地などを、26日、新たに飛行禁止区域として指定しました。