員の働き方見直し
子どもたちのためにも必要」

ICT=情報通信技術を活用した教員の働き方改革の状況を把握するため、萩生田文部科学大臣は、25日、横浜市の中学校を視察しました。

横浜市の公立の小中学校では、教員の長時間労働を解消しようと、去年4月からICT=情報通信技術を活用した働き方改革に取り組んでいます。

この状況を把握するため、萩生田文部科学大臣は25日午後、市内の中学校を視察しました。

そして、保護者から生徒の欠席連絡が電話であった場合に、自動的に受け付けるシステムが導入されたことで、授業が始まる前の負担が軽減されたことなど、説明を聞いていました。

このあと萩生田大臣は「ICTの活用で、事務作業が減り、子どもたちと向き合う時間が増えたという声があった。教員の働き方の見直しは、子どもたちのためにも必要だ」と述べました。

また、夏休みにまとまった休みを取るなど1年単位で勤務を調整する「変形労働時間制」の導入について、「単純に制度を導入すればいいというだけではなく、横浜市の事例などを参考にしたい」と述べました。