語民間試験「責任者に
職員が接触し懸念伝える」

再来年から始まる「大学入学共通テスト」に導入される英語の民間試験について、萩生田文部科学大臣は閣議のあとの記者会見で、試験の実施に向けて関係者の懸念の払拭(ふっしょく)に取り組む考えを示しました。

この中で萩生田文部科学大臣は、再来年から始まる「大学入学共通テスト」に導入される英語の民間試験について、「私の時点で見直しや廃止をすると大きな混乱になるので、実施を前提に全力を挙げていきたい」と述べました。

そのうえで萩生田大臣は、来週から予約の受け付けが始まる日本英語検定協会が実施する試験の一部で、受験しなかった場合予約料が返金されないことに懸念の声があることについて、「『英検』の責任者に文部科学省の職員が接触し懸念を伝えたい。できるだけ早く、試験がどのように行われるのかという全体像を共有できるように、『英検』に限らずほかの事業者とも話し合いを続けていきたい」と述べ、試験の実施に向けて関係者の懸念の払拭に取り組む考えを示しました。