税前駆け込み需要なく
反動減もない」麻生財務相

来月の消費税率の引き上げについて、麻生副総理兼財務大臣は、前回の引き上げ時のような大幅な駆け込み需要は起きていないため、税率引き上げ後に反動による消費の落ち込みも起きないという見方を示しました。

麻生副総理兼財務大臣は閣議のあとの記者会見で「前回、税率を8%に引き上げた時は大幅な駆け込み需要が出たが、今回は税制面や軽減税率などの対策が消費者を気分的に下支えし、駆け込み需要は出ていない。駆け込み需要のあとにその反動が出るわけだから、駆け込みがなければ反動も出てこないだろう」と述べ、税率引き上げ後に反動による消費の落ち込みは起きないという見方を示しました。

そのうえで、消費税率引き上げ後の追加の経済対策について「米中の貿易摩擦など海外のいろいろなリスクは考えておく必要があり、今後とも十分目配りをしていかなければいけないとは思うが、今どうのこうのということを考えているわけではない」と述べました。