学技術相起用の竹本氏
「いつもどおり」
 

科学技術担当大臣への起用が内定している竹本直一さんは11日朝6時ごろ、Tシャツにチェックの長ズボン、それに赤い帽子をかぶって東京 赤坂の議員宿舎から散歩に出かけました。

竹本さんは議員になってから20年以上、朝の散歩を日課としているということで、11日朝もスマートフォンで音楽を聞きながら、およそ7キロの道のりを2時間かけて歩き、道行く人たちとあいさつしていました。

「毎日やってますからね。気負うようなこともなく、いつもどおりですよ」

その後、着替えて議員会館の事務所に。竹本氏は「与えられた仕事はきちっとこなさなければいけないという責任を感じている。日本の国は曲がり角に来ていて、どの分野をのばすかという国家戦略を考えなければいけない。科学技術は1つの大きな柱だ。日本の成長に役立つよう考えていきたい」と決意を新たにしていました。

初閣議後会見「世界最先端のデジタル国家目指す」

竹本大臣は、初閣議のあとの記者会見で、「日本のノーベル賞受賞者はアメリカに比べると少なく、基礎研究の体制が十分ではないことも影響している。できるだけ効率よく研究できる仕組みづくりが必要だ」と述べました。

竹本大臣は、IT担当大臣も兼務します。「世界最先端のデジタル国家を目指し、誰もがデジタル技術の恩恵を享受できるようにする必要がある。ITになじめない人がいる状態をどう解消していくかが課題の1つだ」と述べています。