刊ポスト韓国特集に批判
相次ぐ 連載止める作家も

2日発売された小学館の週刊誌「週刊ポスト」に「韓国なんて要らない」などと題する特集が掲載されたことに対して批判が相次ぎ、小学館がおわびのコメントを出しましたが、これをめぐり「週刊ポスト」の連載を取りやめる作家が出ていることがわかりました。

2日発売された「週刊ポスト」には「厄介な隣人にサヨウナラ韓国なんて要らない」などと題する特集が掲載され、このうち韓国の学会のレポートを基にしたという記事は「怒りを抑えられない『韓国人という病理』」という見出しで「10人に1人は治療が必要」などと報じています。

この特集に対しては在日韓国人の作家、柳美里さんがツイッターで「人種差別と憎悪を煽るヘイトスピーチです」と指摘するなど、作家や学者などの間から批判が相次ぎ、小学館は2日夜「多くのご意見、ご批判をいただきました。なかでも「怒りを抑えられない『韓国人という病理』」という記事に関しては、誤解を広めかねず、配慮に欠けておりました」などとするおわびのコメントを発表しました。

小学館によりますと、この問題を受けて、在日をテーマにした作品を多く発表している作家の深沢潮さんが週刊誌の連載を取りやめたいと申し出たということです。

深沢さんは作家6人が週替わりで執筆するエッセーを連載していました。

小学館は深沢さんの申し出を受け入れるとしています。