イズやマラリア終息へ
8億4000万ドル拠出 首相

G7サミットは2日目の25日、「不平等との闘い」をテーマに討議が行われ、安倍総理大臣は2030年までにエイズや結核などの流行を終息させるため対策に取り組む「グローバルファンド」の増資に8億4000万ドルを拠出することを表明しました。

フランス南西部のビアリッツで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議は2日目の25日、南アフリカやエジプトなど8つの招待国とともに、議長国フランスが重視している富の偏在や途上国での教育など「不平等との闘い」をテーマに議論を行いました。

安倍総理大臣は「途上国の持続可能な発展のため、保健の強化は国づくりの根幹をなすものだ」と指摘しました。

そのうえで、2030年までにエイズ・結核・マラリアの3大感染症の流行を終息させるため、対策に取り組む「グローバルファンド」の増資に8億4000万ドルを拠出することを表明しました。

またアフリカをテーマにしたセッションでは、紛争が続く北アフリカのリビア情勢について、国連主導の政治プロセスが重要だとして、G7として環境醸成に取り組むことで一致しました。

G7サミットは最終日の26日、北朝鮮や中国情勢などをめぐって意見を交わし閉幕します。