朝鮮の安保理決議履行に
向け「日米の方針は一致」

アメリカのトランプ大統領が、北朝鮮による短距離弾道ミサイルなどの発射を問題視しない姿勢を示していることについて、菅官房長官は、弾道ミサイルの廃棄などを求めた国連安保理決議の履行に向けて日米両国の方針は一致しているという認識を強調しました。

北朝鮮が、短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返していることについて、アメリカのトランプ大統領は、ツイッターに「アメリカとの合意には違反していない」と投稿するなど、問題視しない姿勢を示しています。

これについて菅官房長官は、記者会見で「国連安保理決議は、北朝鮮に対し、すべての大量破壊兵器と、あらゆる射程の弾道ミサイルの完全で検証可能、不可逆的な方法での廃棄を求めている。弾道ミサイルの発射が安保理決議に違反していることは明確だ」と指摘しました。

そのうえで「安保理決議を完全に履行するという方針は日米で完全に一致している。わが国としては朝鮮半島の非核化に向けて、アメリカとあらゆるレベルで緊密に連携していきたい」と述べ、日米両国の方針は一致しているという認識を強調しました。